2007年07月05日

不条理な世界「フランドル」

テアトル梅田で公開中の話題作「フランドル」を見てきました。

SAVE0112.JPG

この作品は2006年カンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞した作品です。

前半ののどかな農場でのシーンから一転して繰り広げられる戦場での目を覆うようなシーン。そして、エンディングに向かっての展開。
いずれも脳のどこかに霞をかけたような意識の中で進んでいきます。

なんとなくそこで行われていることに現実感がありません。それは主人公のバルブという女性の無節操な性の描写が多くて、共感ができないからかもしれません。

また、彼女が彼らが戦場に赴いているときに精神をわずらって入院するのですが、その理由がいまいちわからないのです。

しかし、そんな彼女が様々な罪を戦場で犯してきた男を優しく受け入れて包み込む様は、慈愛に満ちています。

戦場での生命体のない乾いた大地での描写と、命が息づくフランドル地方の農村を対比することで人間のおろかさと愛を描いているのかもしれません。

見終わってからもけっこうずっしりと重い映画でした。

この作品はテアトル梅田は6日の夜が最終公開です。
これからシネリーブル神戸、京都シネマは7月14日より公開となります。

http://www.flandres-movie.com

NO.109 2007

↓ポチッとおして下さい。励みになります。

banner_03.gif

posted by ブンタ at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画
この記事へのコメント
文夫さんにしては、テイストの違う作品を観にいかれたのですね。この映画の宣伝ウーマンの勧めでしょうか(笑)
生死の限界を生きる者たちにとって、自分が生きているという事実を確かめるには、性を通じて交わりあうことしか活路がないのかもしれません。本能ともいえるものです。
こうした作品も、時々はぜひこのブログでも紹介してください。
Posted by IKKO at 2007年07月07日 19:38
そうですね。IKKOさんに紹介していただいたKINO・シネマ作品ということで足を運んでみました。やはり渋い映画でしたね。これからは、いろんな作品を鑑賞したいですね。
Posted by 大きな顔 at 2007年07月07日 23:59
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/46889675

この記事へのトラックバック