場所はシアタードラマシティー。7月は横浜のにぎわい座で公演を
拝見したんですが、今回は地元大阪ということで、事務所に
お願いしてチケットを取っていただきました。
今回のテーマは狂言とのコラボレーションです。
狂言師の茂山逸平さんと師匠との狂言と落語との共演が
面白いよ・・・といわれて(前回の公演の時師匠から)
これは是が非でも行きたいと思っていたので、この日が来るのが
楽しみでした。
基本的に師匠は日本酒が大好きですから、楽屋見舞いは日本酒を
と考えていたのです。
そこで、灘で作られる「福寿」というお酒の凍結酒をもっていくこと
にしたのですが、なかなか売っていないんです。
大阪は阿倍野近鉄、神戸はそごうという百貨店にしかないという
しろもんで、阿倍野まで地下鉄で買いに行きましたよ。
そこで、困ったのが輸送手段。
この凍結酒は少し溶けてきたところをしゃりしゃりと飲むのが
実にうまいんです。夏にはこいつに限るぜーーーみたいなお酒なんですが
溶けすぎて普通の液体になると美味しくないんです。
そこでドライアイスと保冷袋にいれてそのお酒をお持ちしました。
開場は6時30分、開演は7時でした、着いた時はまだは入れなくて
入場口のところで少し待ったのですが、何といってもこの公演
チケットは完売になっている大人気。たくさんの方がお待ちでした。
小生はとりあえず師匠に「福寿」を渡しにいきました。
普通は公演前は人に会わないそうなんですが・・・・特別に
楽屋に入れていただきました。(ごめんなさい)
そこでお会いした師匠は7月の時より若干ふっくらした印象でした。
久闊を叙した後、福寿をお渡しして、早々に客席につきました。
この日はお弟子さんの志の八さんと志の春さんも来ていました。
志の春さんとはアメリカに一緒にいった事もあり、色々と
お気を使っていただきました。(ありがとうございます。)
さあ、いよいよ始まる落語会、7時5分ぐらいに出囃子と共に
立川志の輔師匠の登場です。
紫色の羽織袴姿の師匠はりんとして品があります。かっこいいのです。
それから、まくらでオリンピックのことなどを話されて
一つ目が「死体の行方」という創作落語でした。
ある日、目を覚ますと家の軒先に死体が落ちている。その死体をめぐる
人々の嬉々こもごもとしたやりとりを師匠独特の語り口でぐいぐい引っ張って
いくんですなあ。最後の落ちの後にもうひとつ落があるのが師匠らしい。
いやあ、腹を抱えて笑いました。
師匠最高です。・・・・
その後15分の休憩を挟んで2つめは狂言とのこらぼ。
師匠が落語でまずは語ります。
あるとき橋の欄干から飛び込もうとしている若い人を長屋の人が
助けてあげる。色々と身の上話を聞くうちにそれが狂言という
芸のことだと聞かされ、みなそれぞれに好きなことを述べる。
さあそして、ぱっと場面転換が行われ・・・
そこに登場したのが茂山逸平さん、さすがに本物です。声が違い
ます。マイクなしでも十分に聞き取れる声がびっしーと通ります。
その後師匠が登場してそこで師匠と茂山さんの狂言のやりとりが
行われるのですが、師匠がどれだけ努力されたかそこには現れます。
最後はまた、落語に戻って落があるのですが・・・・
会場は大盛り上がり、拍手のうずでした。
やっぱり、志の輔師匠は天才です。本当にすごいです。
終わってから楽屋にご挨拶に行きました。
やはり、通常の落語会の2倍以上疲れるそうです。けっこう
しんどそうにされていました。そこでなぜかビールで乾杯して
記念写真。(ありがとうございます。・・・)
今度また、海外に行きましょうと固く誓ったのでした。
師匠の舞台を見るたびに勇気をもらえます。
新しいことにチャレンジするその勇気です。
僕も司会というマイクに向かう仕事をする人間として
忘れてはならない気持ちだと思いました。
そんな、気持ちで心が温かくなった昨日の公演でした。


