この日は横浜にある「にぎわい座」で
立川志の輔師匠の落語会があった。
以前、アメリカにご一緒した折にこの落語会は
「文楽との共演というとっても珍しい会なんだ
このメンバーが今後集まって文楽を演じてくれるとは
思えないから是非来て見て・・・」
という言葉をいただきまして、行ってきました。
『にぎわい座』は横浜の桜木町という駅から歩いて3分
とっても便利なところにある。
地元のかたがたに愛されるとても良い気の小屋です。
師匠も毎月のようにここに来て落語会を行っているそうです。
一番太鼓からいよいよ会場のオープン。
その後、定時を5分ほど過ぎて会場が暗転、志の輔らくごという
文字が映し出される。
そして、突然会場明転、志の輔師匠がおしゃれなシャツ姿で
立っている。
落語会と思って来たお客さんはまずそのオープニングに驚かされる。
つづいて、そのまま落語の枕のような話が15分ほどあって、
師匠は幕のなかへ、次に登場してきたときにはロシア人になっていた。
そのロシア人が日本語弁論大会で体験した不思議なことを語る
という設定なんですが、これが実に面白い。
そして、そのロシア人が見た不思議な世界が文楽だったのです。
場面展開で文楽の吉田一輔さんが操るお七が登場して
「伊達娘恋緋鹿子」の火の見櫓の段を演じていた。
これは、えもいえず不思議な世界である。目の前に見えている
人形使いがだんだんと見えなくなっていくのだ。
そして愛する恋人のために火の見櫓で半鐘を打ち鳴らすお七の
悲しいまでの美しさが表される。・・・・
落語が笑いなら文楽は涙、そんな対比が面白い。
2部はまさに落語と文楽との共演。
師匠の落語の間に文楽の人形使いが入り、師匠が大夫をして語る。
そして、おちは落語に戻るという構成、
最後に文楽の人形の扱い方を披露していただいて
『大笑い』という文楽独特の笑い方でしめた。
いやー。この会をプロデュースした、師匠の感覚がすごいと思う。
終わって楽屋にお邪魔していろんな話をお伺いした。
そこでは、常に新しいことに挑戦をし続ける師匠の姿があった。
一流の人がさらに上を目指して努力をしているのである。
これでは差は広がるばかりである。
先月から一流の芸をもつ人に接していて色々と勉強になることが
ある。それはストイックに芸事には前向きであるということ。
そして努力を惜しまない。
そんな師匠から今度の大阪での公演について
今度は狂言との共演だからまたきてみたら・・・
というお誘い。
是非皆さんも9月4日5日のシアタードラマシティーの会に
行きませんか?落語を聴いたことがない人も是非おすすめです。



いいですね・・・志の輔さん。がってん見てますから^^;
9月のやつ行きたいです!でも狂言か。志の輔さんの義太夫なんてみてみたかったな。