20日21日と「志の輔らくご」の公演がシアタードラマシティで行われました。

僕は昨日の21日に見てきました。
今回の公演はなんといっても「文楽」とのコラボレーションという今までになかったスタイルを志の輔師匠があみだし、3年前から日本各地で上演してきたスタイルのいわば、大阪凱旋公演のような位置づけになります。というのも皆様ご存知のように大阪が文楽の本場であり、国立文楽劇場がある、いわば高校球児の憧れの地である、甲子園のような存在なのです。
そこで、文楽とのコラボというのはかなりのセンセイショナルな出来事であり、国立の劇場の団員という立場ではかなり、大変なことがあったと思われるのです。
それをみんなの協力と、なんとか文楽を世の中に広めたいという文楽の人たちの思いが一つになって実現したものなのです。
オープニングは師匠が黒のスラックスに白いシャツ姿で登場し、時事ネタをされました。
それから、文楽とのコラボなのですが、導入部分が実に面白かったのです。ロシアからやってきた留学生のイワンが日本での様々な出来事を通じて感じたことを弁論大会で話すのですが、そのくだりが大笑い。
会場のお客さんもお腹を抱えて笑っておりました。
それから、彼が文楽を見たときのことを話し始めると、ゆっくりと幕が閉じていき・・・・
後は是非皆さんでご覧いただきたいと思います。
文楽の人形と人形使いの動きが実にすばらしいのです。まるで、命を吹き込まれたように、動きます。顔の表情は変わらないのに、生きているように見えるのです。すごいです。文楽の世界に引き込まれていきます。
その文楽がおわってから、文楽のメンバーが登場して様々な決まりごとを教えてくれました。人形使いの動きがすべてを誘導しているそうです。それは長年、修行を重ねた結果の動きだと思います。
中入り後、今度は師匠が羽織袴姿で登場して、落語を始めるのですが、そこでまた文楽とのからみが登場するのです。
この絶妙の舞台転換は見事です。
終わってから、会場は拍手喝さいに包まれて、師匠と文楽の方々は壇上でお客様に応えておられました。
大阪公演初日はこうして無事に幕を閉じたのでした。
終演後、楽屋に御挨拶に伺いますと、三味線漫談の内海英華さんとい方と師匠が話をされていました。内海さんはすばらしい三味線の弾き手でいらっしゃって、今回の公演もプロの目で見ておられたようです。
三味線を一つとっても太棹、細棹があり、音色の種類が違うことも教えていただきました。
やはり、文楽のメンバーは目に見えないところまで気を使っておられたようです。
楽しい時間もあっという間に過ぎて、ここで記念の写真を一枚撮っていただきました。

お忙しい中常に新しいことに挑戦する師匠のファイティングスピリッツには頭が下がります。
同じ言葉を使うものとしてこれからも師匠の語りを聞いていきたいと思います。
関係者の皆様お疲れ様でした。